ISO 15189とはThe International Organization for Standardization（ISO；国際標準化機構）が定めた国際標準規格ISO/IEC 17025及びISO 9001に基づいて、臨床検査室の品質と能力に関して特定の要求事項を規定して作成した国際規格です。その規格の第１版は2003年に制定され、2007年に第2版、2012年に第3版に改訂されています。

その内容は大きく２つに分けられています。一つは品質マネジメントシステム、文書管理、内部監査などについての“管理上の要求事項”、もう一つは臨床検査に関わる要員の技術や教育、検査環境などの“技術的要求事項”となっています。

ISO 15189認定を取得することには、次のようなメリットがあります。

• 業務プロセスの標準化が図られます
• 職員個々の責任の明確化します
• 検査結果の信頼性を確保します
• 繰り返し行う業務の見直しと継続した改善を行います
• 業務の効率化、生産性改善、臨床検査を利用される方々へのサービス向上
• 検査結果の信頼性が国際的に評価されます

わたしたちは、常にPlan、Do、Check、Act（PDCA）サイクルを活用し、組織の活性化、効率的運用を図りながら、信頼性のある検査データを報告するため日々努力を続けています。